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篠場瓦窯跡

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

篠場瓦窯跡  

静岡県埋蔵文化財センターは、浜松市浜北区根堅(ねがた)の篠場瓦窯(しのんばがよう)跡で、8世紀初めの白鳳時代に作られた県内最古の文字瓦が見つかったと発表した。

篠場瓦窯跡  

 3基のうちひとつの窯跡から、破片を含めて14点の文字瓦が見つかった。 文字は「廣山」「山作瓦」の二種類で、「廣山」は人名とみられ、「山作瓦」も元は「廣山作瓦」だったとみられるという。 粘土が乾燥する前に指で書かれたらしい。 「作瓦」と書かれた瓦は全国でも初の出土という。

篠場瓦窯跡  

  篠場瓦窯跡は新東名高速道路の建設に伴って2002~04年に発掘が行われた。 瓦を焼いた窯跡3基が見つかり、計5.7トン分の大量の瓦が出土した。 白鳳時代の7世紀末~8世紀初頭に瓦を生産していた遺跡としている。

 県内ではこれまで、8世紀前半の竹林寺廃寺(島田市)と、8世紀後半の片山廃寺(静岡市駿河区)で文字瓦が見つかっているが、これらより数十年遡る。
 瓦は当時、寺院専用に作られ、窯は建設する寺院近くに設置されることから、篠場瓦窯跡近くに寺院の跡があるかもしれないとみている。

残念ながら新東名高速道路建設に伴い、埋没してしまい 今後確認する事が出来ない。
また、発掘品も静岡に保管され、地元浜北では見る事が出来ない・・・


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