遠州はまきた飛竜まつり

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来る6月2日(日)「遠州はまきた飛竜まつり」が天竜川河川敷中瀬緑地で開催されます。
遠州山辺の道の会では、浜北区最大のこのイベントに合わせ「川の道物産展」の特設テントをお借りして出展いたします。

上記の航空写真は現在の浜北区北部を撮影したものですが、当日の会場では江戸、明治、昭和初期の地図と比較してご覧戴きたいと考えています。

他にも昭和初期の岩水寺にあった「岩水遊園地」の写真展示
鹿島橋の遍歴を示す写真展示 そして山辺の道の写真など多数展示致します。
是非この機会に浜北の歴史の一部をご覧下さい。

山辺の道の会員が解説します。
尚6/2 10:00~16:00のみの開催ですのでご注意下さい。


 

はまきた飛竜まつりに出展します。

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  お

「遠州はまきた飛竜まつり」が6月1日~2日
天竜川河川敷中瀬緑地に於いて開催されます。

遠州山辺の道の会では、6月2日開催の
「水の道物産展」特設会場に出展致します。

今回の出展では、安政4年発行の古地図を
はじめ 明治期・昭和初期・現在の4点の
地図を見比べて戴ける展示を致します。

特に天竜川の治水工事に依って、その流れを
大きく変える様は、誰もが興味を持てる物かと
思われます。

是非 山辺の道特設テントをお尋ね下さい。
6月2日一日だけの開催ですので、お気を付け下さい。


 

中谷遺跡

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遺跡からの出土品としては全国唯一の鎌倉時代の螺鈿鞍

平成16年に浜北区の中屋遺跡から出土した、鎌倉時代の
黒漆螺鈿鞍(くろうるしらでんくら)。鎌倉時代の螺鈿鞍は
全国でほかに12例存在するが、いずれも寺社や大名に
宝物として伝えられてきた所蔵品で、遺跡出土品としては、
中屋遺跡の螺鈿鞍が国内唯一という。

  

発掘、公開した(財)県埋蔵文化財調査研究所によれば、
この螺鈿鞍は、河川に築かれた鎌倉時代の護岸施設跡から
発掘されたもので、鞍の下からまじない用の呪符木簡と
ヤダケの束が発見されたことから、護岸整備の際、地鎮などの
儀礼に伴って埋められたものと推測されるという。
また、漆の摩耗もあり、実際に使用されていたことがうかがえる上、
後世に修復された可能性もないため、鎌倉時代の姿をそのまま
残す稀有(けう)な資料とのこと。

残念ながら、新東名建設に伴い遺跡は埋没し、今後確認する事は
出来ない。 埋蔵物も静岡に保管され、浜北では見る事が出来ない。




 

篠場瓦窯跡

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静岡県埋蔵文化財センターは、浜松市浜北区根堅(ねがた)の篠場瓦窯(しのんばがよう)跡で、8世紀初めの白鳳時代に作られた県内最古の文字瓦が見つかったと発表した。

  

 3基のうちひとつの窯跡から、破片を含めて14点の文字瓦が見つかった。 文字は「廣山」「山作瓦」の二種類で、「廣山」は人名とみられ、「山作瓦」も元は「廣山作瓦」だったとみられるという。 粘土が乾燥する前に指で書かれたらしい。 「作瓦」と書かれた瓦は全国でも初の出土という。

  

  篠場瓦窯跡は新東名高速道路の建設に伴って2002~04年に発掘が行われた。 瓦を焼いた窯跡3基が見つかり、計5.7トン分の大量の瓦が出土した。 白鳳時代の7世紀末~8世紀初頭に瓦を生産していた遺跡としている。

 県内ではこれまで、8世紀前半の竹林寺廃寺(島田市)と、8世紀後半の片山廃寺(静岡市駿河区)で文字瓦が見つかっているが、これらより数十年遡る。
 瓦は当時、寺院専用に作られ、窯は建設する寺院近くに設置されることから、篠場瓦窯跡近くに寺院の跡があるかもしれないとみている。

残念ながら新東名高速道路建設に伴い、埋没してしまい 今後確認する事が出来ない。
また、発掘品も静岡に保管され、地元浜北では見る事が出来ない・・・


 

向野古墳(群) 涼御所古墳

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向野古墳群は、かつて9基の古墳が確認されたと聞き及びます。
現在は6号墳が現状をとどめています。

南向きの緩やかな斜面に作られた直系18m 高さ3mの円墳で、
巨大な石を使った横穴式石室が南に入口を開いています。
また、この古墳の石室形状は近畿地方の影響を受けています。
下の三和土は後のものです。(本来は石敷き)

  

古くから石室が開かれていた為、副葬品にどの様なものが
あったかは判りませんが、7世紀後半の古墳時代の終わり頃に
作られたものです。

現存していませんが、9号墳から明治時代の調査で石室内から
刀・勾玉・管玉などとともに出土した。直径33.3cmの円形で、
銅地に金メッキが施される。忍冬唐草文が透彫されており、
その外周には7個の金銅鈴が配分して付加されている。
外縁には3個の足金具がある。この形状から、帽子の鍔の部分
と想定されている。 当資料は近年著名となった奈良県藤ノ木
古墳出土の鞍・沓などと同じく、大陸文化の香るものであり、
このような製品を手に入れた地域有力者の権力が測り知れる。

  

9号墳は特別に「涼御所古墳」と命名された。
推定跡地に説明看板が取り付けられている。