地安坊大権現

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

  
岩水寺の裏手に回ると、白山神社や薬師堂などが点在している。
大きな鳥居が見える。 近づいて見ると「地安坊大権現」とある。
その奥に橋が見える。 横から見るとこんな感じ・・・
  
道路沿いに100m「ホテル岩水寺」 その手前左側に石段が登場する。
登ってみると、道が続いている。「地安坊」の参道であろうか?
注意書き看板がある・・・・・
  
先程の太鼓橋の姿が見える。上を見上げると階段が続き、土砂崩れや
倒木が見受けられる。
更に登ると側溝が付いた幅広の参道が見える。その先には2本目の倒木が・・・
しかし、実に素晴らしい景色、情景が続く道である。

更に勾配の急な階段が続く・・・ 振り返ってみれば・・・ 
直角に道が曲がり、見上げてみると社が見える。
かつては多くの人々が歩いたであろう事が伺える。  
  
人があまり訪れていない事が伺える一目で判る・・・
一度は訪ねてみたい景色の続く参道であった。



 

二本ヶ谷積石塚群史跡指定記念イベント

カテゴリー │イベント情報

以前、お知らせした二本ヶ谷積石塚群が静岡県の史跡に指定されたことを記念するイベントの第一弾をご案内します。


■企画展
 「浜松の渡来文化と埴輪群像~二本ヶ谷積石塚群とその時代~」
 【会 期】 7月12日(金)~9月1日(日) 9:00~17:00
        休館日 月曜日(7/15(月・祝)は開館し、翌7/16(火)に休館)
 【会 場】 市民ミュージアム浜北 歴史資料館 (浜北文化センター 2F)
        浜松市浜北区貴布祢291-1 TEL 053-586-7310
 【観覧料】 無料
 【主 催】 浜松市

関連イベント
■ギャラリートーク (無料・申込不要)
 展示資料の発掘調査に携わった担当職員が、展示会場で解説を行います。
 【日 時】 7月13日(土) 10:00~11:00
 【会 場】 企画展会場 (市民ミュージアム浜北2F)

■記念講演会 (無料・申込不要)
 昭和20~40年代にかけて、二本ヶ谷積石塚群をはじめ周辺の古墳や遺跡で
 発掘調査の指揮を執られてきた
 下津谷達男先生(元國學院大學栃木短期大學教授)
 の講演会です。また、講演に先立って担当職員による報告等を行います。
 【日 時】 7月28日(日) 9:30~12:00
 【会 場】 浜北文化センター 3F 大会議室
 【演 題】 「(仮)二本ヶ谷積石塚群とその周辺」
 【定 員】 200名 (先着順)

■古墳めぐりウオーク (無料・申込不要)
 二本ヶ谷積石塚群の周辺には、静岡県指定史跡赤門上古墳や、市指定史跡
 稲荷山古墳などの古墳が保存されており、「うちの古墳めぐり」という見学コースが
 設定されています。担当職員や遠州山辺の道の会会員の案内で、これらの古墳を
 見学します。
 【日 時】 7月28日(日) 13:30~15:00 (荒天中止)
 【集合地】 二本ヶ谷積石塚群(つみいしづか広場)
        *下の地図をご参照ください。
 【駐車場】 収容台数に限りがあるため、なるべく乗り合わせてお越しください。





 

接待茶屋(せったいちゃや)と秋葉街道

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

  

天竜区西鹿島方面から、秋葉街道の旧道(市道)を西へ向かって歩くと、
御馬が池川にかかる接待橋を通ります。接待橋の西側にある芳田さん宅
の敷地の一角に「接待茶屋」の看板がたっています。

秋葉街道は、防火の神である秋葉神社に詣でる人々で賑わった古道です。
江戸時代後期に、この地域で産出する石灰石の加工業を営む芳田家は、
神への感謝と秋葉詣での人々の便宜のために休憩所をもうけ、茶をふる
まって接待しました。

これは明治30年頃まで続けられ、いつしかこの付近は「接待」と呼ばれる
ようになりました。

「接待」の地名の由来を記した看板は、国道152号線沿いにも立てられて
いますが、ここにはかつて遠州鉄道のバス停留所があり、その停留所名
でもありました。しかし、今も昔も「地名」としての「字」はありません。
 

秋葉詣での賑わったこ地区には、居酒屋、菓子屋、魚屋、そば屋、雑貨屋
から髪結いまでもが店を並べていたといわれます。

また、秋葉街道沿いには、石に刻まれた古い道標や、「龍灯」と呼ばれる立派
な瓦葺屋根を持つ灯篭や石灯篭が随所にあります。
 

ウオーキングの方から、「接待茶屋」は今でもありますか、という質問もあり
ますが、残念ながら現在は、「看板」のみです。

「接待茶屋」の復興も、実現できればいいですね。


 

第23回遠州はまきた飛竜まつり

カテゴリー │イベント情報

  

本日開催された「第23回遠州はまきた飛竜まつり」に
山辺の道の会特設テントを出展いたしました。

展示された古地図や古い写真に人だかり
解説のボランティアスタッフ達も力が入ります。

  

ミス浜北の若いお嬢さん達も興味深々でした。
多くの皆様のご来場誠にありがとうございました。

遠州山辺の道の会では、一緒に活動する仲間を
募集しています。
「私達と一緒に郷土の歴史や文化を研究してみませんか?」

連絡先 053-586-6201
e-mail hk-mati@city.hamamatsu.shizuoka.jp


 

中通遺跡

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

  

新東名の建設に伴い、埋蔵文化財の発掘調査が行われた浜北市根堅の
中通遺跡では、約一万年前の縄文時代のものと考えられる大規模な
煙道付炉穴と集積炉が中日本最大規模の百三十基以上見つかった。
これほどの規模での発見は全国的にも珍しいという。

煙道付炉穴はたき口の大きな穴と煙が出る小さな穴が地下でトンネルで
結ばれた遺構で、大きなものでは長さ約三メートル、深さ九十センチほど。
食料加工用の施設として使われたと考えられている。
同遺跡の煙道付炉穴は本州最古級という。

集積炉は直径百五十センチ、深さ五十センチほどの穴の中に焼けた
こぶし大の石が詰まっている遺構。石蒸し料理を作る際に使われたと
考えられている。
縄文土器や石皿、すり石などの石器も数多く出土しており、同遺跡付近を
中心に縄文人が生活していることを示す貴重な資料となっている。

誠に残念ながら埋没し二度と見る事が出来なくなってしまった。 
出土品も静岡に保管され地元浜北では見る事が出来ない。