遠州山辺の道の会へのお問合せ・イベント参加申込は yamanobe-michi@ymail.ne.jp へご連絡下さい。 イベント参加申込は、お名前・年齢・住所・連絡先を明記願います。

静岡新聞 平成27年1月4日朝刊

カテゴリー │イベント情報

静岡新聞 平成27年1月4日朝刊

「平安の窯 出土品に脚光」 浜松・浜北区市博物館で公開

50年以上前に浜松市浜北区宮口地区で発掘された平安時代の窯が、あらためて脚光を浴びている。同市博物館(中区、鈴木敏則館長)では出土品が初めてまとめて公開され、市民の関心を集める。鈴木館長は「浜松に、ものづくり文化が平安時代から根付いていたことを広めたい」と話している。
同館の「平安時代の陶芸と技」展(3月1日まで)は、浜北区の吉名古窯からしゅつどした灰釉(かいゆう)陶器を中心に、9~11世紀に生産された皿や碗 約200点を展示している。
当時、東海地方有数の陶器生産地だった宮口地区には50基前後の窯跡があり、最盛期には生産品が遠江一帯に流通していた。
中でも宮口吉名古窯から出土した花や蝶の模様入りの「陰刻花文碗」や「円面硯」は貴族、豪族向けの高級品で「地方の作陶文化が分かる貴重な資料」(同館担当者)という。
吉名古窯は1959年に静岡大などが調査したが、出土品が膨大な点数に上ったことなどから、未整理の状況が続いていた。市が保管を受け継いだ1975年以降も、事情は変わらなかったが「ものづくりの伝統への関心が近年高まり、出土品の再調査と公開を決めた」(鈴木館長)という。
市は昨年3月に出土品に関する報告書をまとめた他、一般向けのガイドブックも製作した。

宮口地区の窯跡を巡るウォーキングイベントを1月11日に企画した浜北区のボランティア団体「遠州山辺の道の会」(猿田会長)は、「区内には古墳や遺跡が数多く残る。市内外の人が浜北の歴史や文化に関心を寄せるきっかけになれば」と期待している。

静岡新聞 1月4日朝刊 19頁


同じカテゴリー(イベント情報)の記事
古墳巡りウォーク
古墳巡りウォーク(2024-10-07 07:07)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
静岡新聞 平成27年1月4日朝刊
    コメント(0)