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内野・平口の歴史考察(28)

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

秋葉灯篭

内野に6基、平口に3基、小松に7基存在して居ります。
古いのは小松の大鳥居の下の鞘堂の中に納められている灯篭で、明和五年(1768)に建立されました。

内野・平口の歴史考察(28)

ついで、平口新田の公会堂裏に建つものは、天明五年(1785)に造られました。この灯篭は、小ぶりですが、姿形が優美です。

内野・平口の歴史考察(28)


反対に新しいのは、小松本町の公会堂前のもので、平成五年と記されて居ります。

形は、基台・基礎・基盤・竿・火袋・笠・擬宝珠と、どれも同じようですが、小松沖にあるのは、竿が石の柱でその上に火袋がのって居ります。また、内野下のものは、石の柱と鉄製の火袋を鉄棒で結んであります。

鞘堂に入っている物が三基有って、是を龍灯と呼び、外にあるものを秋葉灯篭と言って居りますが、龍灯とは本来、神に捧げる火、即ち灯篭のことですので、あえて区別することはないと思います。

現在、鞘堂は鍵がかかっていて中に入られませんが、昔は、鍵など掛かっておらず、路銀の乏しい参拝者が、夜露にぬれずに一夜を過ごすために利用できたといわれます。他人への優しさは、これからも伝えたいものです。(山内)



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この記事へのコメント
こんにちは。

灯篭が、それぞれの元号の五年に作られているのは「五」が「護」に通じるからなのでしょうか?
Posted by 山内 圭 at 2012年04月07日 19:46
コメントありがとうございます。

おぉっ!確かにこの記事にでてくる元号はすべて五年ですね。

秋葉灯篭の元号が必ずしも五年に集中しているわけではないようですが、「五」が「護」を意味するケースって他にありますか?
Posted by 遠州山辺の道の会遠州山辺の道の会 at 2012年04月10日 07:49
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