椎ヶ脇神社vol2

カテゴリー │遠州山辺の道の歴史

椎ヶ脇神社vol2  

国道362号線 鹿島橋南側信号機の真横に
椎ヶ脇神社の急な参道の階段がある。
70段の急勾配な階段を登ると・・・

椎ヶ脇神社vol2  

先程よりは若干緩やかな階段が再登場する。

椎ヶ脇神社vol2 

北側から見ると、このような断崖絶壁なのだ

つまり、社裏からの景色は・・・と、云えば

椎ヶ脇神社vol2  

この様な素晴らしい景色が見られるのです。

「竜宮へ行った神主様」(椎ヶ脇伝説)

ある日の事である 椎ヶ脇神社の神主様は 神社の裏へ大鉈
を持って草刈りに行きました。 笹や大きな木をバサン、バサン
と、切手いましたが、ふとした事で大鉈を大蛇の居ると云う椎ヶ
脇の深い深い淵の中に落としてしまいました。 淵を覗いて見
ると何十メートルとも知れない深い淵に落ちた大鉈が 直ぐ手
の届きそうな水の上に浮いて見えました。 神主様は崖から降
りて行って その鉈を拾わんとしますと鉈と、一緒に神主様の
体は深い深い淵の中に引き込まれてしまいました。
ふと、目が覚めて見ますと、そこは美しい美しい竜宮でした。
乙姫は「私は何よりも鉄が嫌いですから、鉈を落とさない様に
して下さい。そして早く鉈を持って帰って下さい。」「また、その
様な竜宮などがあるなどと誰にも云ってはなりません、この事を
守って下さればお前の欲しいと云うものは入用の時に何時でも
貸して上げますから、この淵際に来てお言いなさい。」
そこで神主様は喜んで帰りました。 2~3日過ぎると神主様の
家には、その国の殿様が40人も家来を連れて泊まりに御出に
なりました。珍客の事であるから神主様は沢山のご馳走をして
上げ様と思いましたので器具の必要を感じたがお膳やお椀が
無いので困りましたが、竜宮の乙姫様の事を思い出して淵に
行って頼みました。「竜宮の乙姫様、なるべく上等のお膳お椀
を40人分貸して下さい。」と、頼みました、暫くして行ってみます
と、目の覚める様な綺麗なお膳とお椀が並べてありました。
これでご馳走をして戴いたお殿様は非常に満足になって、お帰
りの時は、お褒めの言葉や沢山の褒美を下さいました。
その後も、絹の寝具や、或る時は臼や杵、またお重箱などを借
りた事がありました。  そうした喜ばしい事柄を人々に知らせ
たいが、残念な事には堅く口止めされてありました。色々と考え
た末に「云うなという事であるから文字で知らせるのは差し支え
無いから」と、遂に友達を呼んで、この事を知らせました。
友達はこの不思議な事を聞いて非常に喜びました。面して約束
を破った神主様は、その後何も借りる事が出来ず、その上筆を
使って人々に知らせた為に、その後は字を書く事が誰よりも下
手になりました。


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